文章などを自動的に作り出す生成AIの活用が急速に広がる中、その仕組みや開発方法について理解を深めるための催しが、23日、福井市の大学で開かれました。
この催しは、福井工業大学が開いたもので、学生や社会人など約100人が参加しました。
まず、生成AIを使って製品開発を行っている坂井市のIT企業の後淳也社長が講師となり、開発競争の中で日々進化する「ChatGPT」などの生成AIについて説明しました。
ChatGPTをめぐっては、回答の正確性などについて課題も指摘されていますが、後社長は「ChatGPTから、間違った答えを引き出さないためには、どのような情報が欲しいのか、われわれが指示内容を的確に入力することが大切だ」と説明していました。
また催しでは、福井工業大学が、ChatGPTを使って観光地のみどころを回答するプログラミングの開発を進めていることなど、さまざまな分野で開発の可能性が広がっていることも紹介されていました。
参加した大学生は「まだChatGPTは使ったことがないですが、ぜひ今後、勉強して利用してみたい」などと話していました。